被相続人(夫)の相続発生後、被相続人の長男が遺産分割協議前に死亡した事例
(依頼者:札幌圏女性)
相続の解決事例
事案
被相続人の方が死亡した数か月後に、法定相続人にあたる、自営業をしていた長男様が急死し、いわゆる数次相続が発生した事例です。
数次相続とは、代襲相続とは異なり、対象となる被相続人の死亡後、遺産分割協議未了の状態で、法定相続人が死亡してしまう相続事案のことをいいます。
ご依頼主が地元の専門家に相談したものの、その方からは「解決が難しい」と言われたため、ホームぺージにて調べているうちに、相続専門のたまき行政書士事務所を見つけ、ご相談がありました。
また、今回の事案は、単なる数次相続ではなく、死亡した長男様が自営業をされていたため借り入れ等もあり、長男様の法定相続人の方々が相続放棄を検討しているということ、さらに、死亡した長男様には、離婚歴があり、離婚前の妻との間にも子がいるという何重にも困難な状況が生じている事案でした。
解決までの道のり
初回の相談で、さまざまなケースを想定し、解決までの道のりを示しました。またスムーズにいかないこともあるため、途中で困難が生じたときには、そのたびに一緒に解決法を考えていくことを伝え、受任させていただくことにしました。
戸籍収集については、行政書士が職権で取得していき、相続人を確定して、法定相続情報一覧図まで作成しました。
その後、不動産と銀行預貯金の調査や、証券会社への財産調査を行いました。
財産目録を作成し、ご依頼主と打ち合わせをして、行政書士の範囲でできることとできないことをお伝えした上で、どのように分配していくかをアドバイスさせていただきました。
長男様の法定相続人の方は弁護士への依頼や自己申請で全員相続放棄をしたため、相続放棄申述受理証明書を取得してもらいその後、相続手続きをいたしました。
解決までの時間は、約10か月でした。
解決の最大のポイント
今回の解決の最大のポイントは、ご依頼主(窓口となった方)が温和で柔軟性のある方であったことだと思います。
関係性の薄い方々との結びつけ(連絡など)を、ご依頼主が中心となり行政書士と二人三脚で行ったことで、困難な事案が解決に向かいました。
ご依頼主が合理的ではなく好き嫌いの感情で物事を決めていく方ですと、一気に紛争性の生じる案件となるため、弁護士ではなく、行政書士や司法書士に依頼する場合には、今回のご相談者様のように冷静に柔軟に温和に考えるのが重要といえます。
関係する法定相続人様も穏やかに対応していただき、解決まで至ったため、当事務所としても大変良かったと思っております。
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