相続人が19人もいて、さらに樺太の戸籍も含まれていたケース
(相談者:札幌市南区)

相続の解決事例

事案

子供のいない方のいわゆる“兄弟姉妹相続事案”でした。被相続人様(お亡くなりになった方)は、90歳を超える方で、世代的に兄弟姉妹が多数おりました。被相続人様以外は全員先に死亡していて、被相続人様からみて甥や姪の方々が相続人となるケースなので、相続人の人数がさらに増えていきました。

戸籍を2か月ほどかけてコツコツと収集し、戸籍の合計が60通を超える大がかりな相続人調査となりましたが、結果として19人の相続人がいることが判明しました。

調査の結果、財産は、ゆうちょ銀行と地方の信用金庫の2か所で、不動産は無かったため、きっちり分けられる性質の財産でした。

本事案の問題点

問題点としては、相続人の方のお一人が樺太で死亡しているが、死亡の記載のある戸籍が無いという点でした。

この場合、基本的に相続人の確定を戸籍で確認できないので、金融機関が相続手続きを拒否する可能性が高いという状態でした。

解決方法

樺太の戸籍は基本的に、戦争当時の時代背景から、ほとんどないという事情があり、樺太の戸籍を管理する外務省に、発行日付の入った戸籍がないことの証明書を発行してもらいました

このようにすることで、物理的に戸籍の取得は不能であるとの証明になり、金融機関様から、戸籍がないことのみを理由に、解約処理ができないとお断りされるリスクを軽減しました

また、直接の妹にあたる方に、「確かに兄は樺太で死亡しました」ということを記載した誓約書を記入いただき、金融機関様に提出しました。

そして、遺産分割協議書には、「私たち以外に相続人はいないことを証明します」との文言を入れました。

戸籍がない場合の判断は、最終的に金融機関の上席の方の判断となります。上席の方に「この相続手続きは受け入れて大丈夫だ」と確信をもっていただけるように後押しすることも、相続手続きをサポートする専門家の役割となります。

解決しての感想

相続の無料出張相談を行っています。札幌をはじめ北海道全域対応今回の相続は、相続人様が多数であり、かつ、ご高齢の方も含まれていたので、何としても戸籍収集や金融機関への問合せ、相続手続の完了を素早く行う必要がありました。

樺太の戸籍の存在により、一部の戸籍を追うことができなくなりましたが、親族の方の多大なご協力により、樺太以外の戸籍は素早く収集することができました

また、親族関係がとても円満で、書類返送をスムーズにしていただけたので、約6か月という期間ですべて解決できました。相続人の皆さまからも感謝の言葉を多くいただき、難しい案件でしたが解決して本当に良かったです。

ご依頼者様にも「田巻さんに頼んで良かった」とおっしゃっていただき、私も涙が出るほどうれしく思いました。

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