公正証書遺言作成後、相続手続き
(車・250ccバイクあり、相談者:小樽市女性)
相続の解決事例
事案
数年前、たまき行政書士事務所で公正証書遺言を作成しており、その後、その遺言を残した方が死亡し、相続手続きをたまき行政書士事務所で行った事案です。
相続財産は、不動産、地方都市にある原野、賃貸ビル、預貯金、自動車、バイクと多種類ありました。公正証書遺言がある場合でも基本的に、相続人確定は必要であるため、戸籍収集から相続完了までは少なくとも半年くらいはかかることをお伝えし進めました。
解決までの流れ
まずは相続人確定のため、戸籍を収集しました。今回の事例は、いわゆる兄弟姉妹相続事案であり、養子縁組をしているなど少し複雑な戸籍でしたので、2か月半くらいかけてすべての戸籍が揃いました。戸籍や住民票等必要な書類は、計50通にも及びましたが、法定相続情報一覧図を作成し、A4用紙一枚の関係図となりました。
1で取得した法定相続情報一覧図を用い、不動産調査、預貯金調査、遺言執行の際の相続人への通知など大きな額のところから進めていきました。
被相続人の方は、事業主(会社経営者)でしたので、会社の付き合いもあり、多数の金融機関と契約があり、時間がかかりましたが、計2か月くらいかけて徐々に解約をしていきました。
普通自動車と軽二輪バイク(250ccバイク)については、相続人の方は使用しないので相続手続き後、業者を探し売却しました。
軽二輪バイクについては、いわゆる車検証がなかったため、札幌市東区北28条東1丁目にある札幌運輸支局にて車検証の再発行をし、その後、相続の届出をし、相続人に名義を変更してからバイク買い取り業者の方に買い取ってもらいました。
不動産も同じですが、登録のある自動車やバイクについては、まずは、相続手続きをしなければなりません。
その後、業者の方の判断で、一時抹消や名義変更などをして売却していきます。
不動産については、賃貸ビルは、賃借人との所有者変更後の更新作業がありますので、連絡をとり、名義変更をしました。新所有者となる相続人の方は高齢でしたので、たまき行政書士事務所併設のさくはな不動産の方で管理委託契約を結びました。
外壁が壊れかけている部分がありましたので、管理会社として工事施工業者と連絡を取り、外壁の修理もいたしました。
定期預金の一部に他の会社を支援するための担保が付いたものがありましたが、死亡の連絡をし、担保を外してもらい通常通り解約処理を完了しました。
まとめ
今回の相続は、長年会社経営をしていた方の相続であったため、通常の相続手続きより難度が極めて高いものでありました。
公正証書遺言を作成してはいたものの当初から時間がかかることが予想されましたので、あらかじめスケジュールをお伝えすることにより安心してお待ちいただくことができました。
たまき行政書士事務所では、手続き的に少し難しい相続の相談が全道からありますが、相続遺言を専門に行っているため、これまで多数の解決事例がございます。
会社経営者の相続や、樺太関係の戸籍がある場合や、ネット銀行、マイナーな信用金庫、信用組合など難しい相続と思われるものについては、一度相続専門のたまき行政書士事務所にお問い合わせいただければと思います。
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