相続財産に酪農地があり、漁協の通帳がメインバンクであった事例
(相談者:札幌市北区男性)
相続の解決事例
事案
道東の地方都市である根室市の親御様がお亡くなりになり、札幌市にお住まいのお客様からご相談がありました。
遠方であるので、どのようにすればよいか相談いただきましたが、たまき行政書士事務所の方で、根室市の相続も行えることを説明し、相続手続きトータルサポートをお申込みいただきました。
事案の特殊性
1. 酪農地が相続財産にあった。
根室市は酪農地帯が多く、今回の被相続人の方も酪農関係者であったため、不動産の調査の際には、酪農地に漏れがないように、また、所有地が市道までつながっているかなども確認していきました。
結果として、第三者の所有地を通過していることがわかりましたので、このままだと土地の財産的価値が低くなるため、将来的には市道までつながるように近隣の方と協議し、贈与や売買を行うことをお勧めしました。
2. 漁協の通帳がメインバンクであった。
今回の預貯金構成ですが、メインバンクが漁業協同組合でありました。漁業農業組合でも他の銀行と相続手続きは同じではありますが、協同組合関係は独自ルールがあることがあります。
例えば、
- ⅰ. 一部の書類については、代理人の記入ではなく相続人自身の直筆でなければならない
- ⅱ. 受取証を振込後送り返す
- ⅲ. 印鑑登録証明書は原本が回収される
などです。
このような独自ルールについては、柔軟に金融機関に合わせていき対応する方が結果的に早く手続きできますので、今回も漁業協同組合のやり方に従い、柔軟に対応し滞りなく完了することができました。
札幌市から遠方でも手続き可能
特に、北海道の小規模地方都市(例えば、人口2万人以下)においては、相続手続きの相談先がないことが多いです。しかし、相続手続きは郵送でも可能ですので、札幌市の当事務所でお受けして道東や道北、道南の地方都市内の相続手続きも可能です。
ご依頼者の方にもその旨をお話ししすべてお任せいただき、結果的に3カ月以内に手続きを終えることができました。
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