札幌市に住む子供の一人(独身で子どもがいない)が亡くなり、ご両親が相続人となった事例。株式を保有していたケース
(相談者:苫小牧市女性)
相続の解決事例
事案
独身男性の相続で、特徴としては、上場株式を保有しておりました。
相続するご両親は比較的ご高齢でしたので、上場株式の処理についてご相談がありました。
解決手順
まず、証券会社に残高証明書の発行依頼をし、保有株式の正確な情報をつかみました。
その後、株式銘柄ごとに株主名簿管理人が指定されておりますので、お亡くなりになった方が保有していた株式に紐づいている信託銀行を調べ、その信託銀行にも残高証明書発行請求をかけました。
結果として、信託銀行に未払い配当金が多数残っておりましたので、未払い配当金についてもご両親に相続する手続きを行いました。
株式については、苫小牧市の自宅に近い証券会社に株式専用口座を開設してもらい、他社移管という特殊な方法で、相続人様の便宜を図ることを優先して移管作業を行いました。
株式の預り金(MRF)については、他社移管という方法がとれないので、一旦、遺産整理受任者として、行政書士のお客様専用口座を作り、行政書士が預かり、その後、お客様へ現金を手渡しさせていただきました。
たまき行政書士事務所の株式の相続の進め方について
通常、株式の移管作業(相続による名義変更手続き)では、お亡くなりになった方が保有していた株式を管理する証券会社と、同じ証券会社に相続人様も口座を開設してもらいます。
しかし、札幌市以外の人口が10万人を切る自治体では、証券会社の支店が1社、あるいはほとんどないのが実情ですので、お亡くなりになった方が契約していたところと同じ証券会社がないということも多いです。
(A証券会社は札幌市にはあるが、苫小牧市にはB証券会社しかないなど)
そのため、どのように処理するのがお客様にとって良いのか、お客様と相談して柔軟に決めていきます。
お客様が、株式相続のための自分自身の口座開設をなるべくしたくない場合などには、換価し現金にて相続していただくことができる場合もあります。
また、お亡くなりになった方が国債を持っていた場合、国債のまま引き継ぐのか、国債を解約して引き継ぐべきなのかもご相談していきます。
ただし、証券の相続は、銀行の相続に比べてしっかりとした一律のルールがないため、証券会社の担当の方と相談しながら、お客様がとるべき最適な方法を探っていきます。
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